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こんにちは。Jです。
昨日、英国民投票のタイムスケジュールと
取引リスクについて解説させて頂きましたが、
Brexit(EU離脱)となった場合はどこまで下がるのか?
ポンドの値動きについて解説させて頂きます。
以下をご参考下さい。
【Brexit(EU離脱)の場合】
各金融機関の予想では、
当日~1ヶ月の短期で約5~10%の下落。
年末までの中期では約20%の下落も想定されています。
ポンドドルの現在の価格(1.4357)から
下落幅を確認すると以下の通りです。
5%の下落→1.3640
10%の下落→1.2920
15%の下落→1.2200
20%の下落→1.1490
チャートの動きを確認すると、
ポンドドルは過去20年間の安値圏に位置しており、
目先の節目は2009年安値の1.35。
2001年にもこの水準が底となっており、
ネックラインになっていますね。
しかし、仮に6%の下落が発生してしまった場合は、
1.35を割り込みネックライン下抜けを達成。
長期的な下落トレンドが続く可能性がありますので、
トレンドの変化に注意が必要です。
少なくとも、当日を含む数日の値動きは、
1.35の節目をターゲットとした動きに注目。
レートが飛んでしまった場合はこの限りではありませんが、
トレンド転換がはっきりすれば、素直に売り相場と見て
トレードポイントを探っていきたいと考えています。
また、ポンド円につきましても、
現在の価格(149.56)から下落幅を確認すると、
以下の通りとなります。
5%の下落→142.10
10%の下落→134.60
15%の下落→127.10
20%の下落→119.60
ポンド円はポンドドルと違って円安要因もありますので、
トレンドの形が異なります。
現在の値動きでは、
2011年安値を起点とした61.8%押しの水準で
持ちこたえている状態ですね。
ただ、離脱となればポンド安と円高による影響で急落。
5%の下落で年初来安値を更新し、
61.8%押しの水準も割り込んでしまいます。
そして、20%の下落で119円台となってしまいますが、
2011年安値が116.83となっていますので、
長期的に見た場合は到達してもおかしくない水準でしょう。
このように、離脱派が勝利した場合は、
市場に大きなインパクトを与えてしまいますが、
各中銀は協調姿勢を示しています。
日銀においても臨時会合が行われる場合があるでしょう。
⇒ 英離脱対応 日米欧6中銀、ドル供給で協調策
そのため、各中銀の対応によっては、
予想よりポンド安が抑えられる可能性があります。
しかし、相場の値動きとしては
乱高下を繰り返す事にもなりかねないので、
トレードを行うには十分注意が必要です。
では、最後にBremain(残留)の場合について解説させて頂きますが、
ボリュームが大きくなってしまいましたので、
明日か明後日に第3部としてメルマガにてお送りさせて頂きます。
もう少々お待ち頂けますと幸いです。
本日の解説は以上とさせて頂きますので、
また明日の市場オープンより通貨ペア毎の解説をさせて頂きます。
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