【これまでのおさらい】
【1】英国民投票のスケジュールと取引リスク
【2】EU離脱となった場合どこまで下がるか?
こんばんは。Jです。
19日のメルマガでは、EU離脱となった場合どこまで下がるのか、
金融機関の予想やチャートを見ながら解説させて頂きましたが、
本日はEU残留となった場合の相場について解説させて頂きます。
以下をご参考下さい。
【Bremain(残留)の場合】
基本的には買い戻しの材料となりますのでポンド高に。
各金融機関も多くは上昇を見込んでおり、
当日~1ヶ月の短期で最大5%の上昇。
数ヶ月から年末にかけては、
最大10%の上昇が想定されています。
そこで、具体的な価格を見ていきますが、
先週末の世論調査で残留派が逆転した事もあり、
昨日からポンドの買い戻しが進行していますので、
先週末の終値(1.4357)を基準に算出していきます。
5%の上昇→1.5070
10%の上昇→1.5790
この事から、残留が決まった場合は、
1.5台へ回復するとの見方が多い事が分かりますが、
チャート上で確認するとトレンドの変化も確認できますね。
現在、1.48付近を上値抵抗とした持ち合いを形成中なので、
1.5まで上値を伸ばした場合、持ち合い上抜けを達成。
上にトレンド転換しやすい相場となりますので、
1.55や1.6など、次の節目に向かって
上昇しやすくなる可能性が考えられます。
また、ポンド円につきましても、
先週末の終値(149.56)を基準に算出すると
以下の通りになります。
5%の上昇→157.03
10%の上昇→164.51
すでに昨日から窓を開けて上昇しており、
本日の18時時点では154円台を回復。
4円以上の値動きとなっています。
そのため、残留が決まれば買い相場が続き、
157円台はもちろん、160円台も現実的に。
特に164円台は3月以降のレンジ上限付近となりますので、
この水準を上抜けるか注目する事となります。
昨年6月高値を起点に分析しても、
23.6%戻しは157.31、38.2%戻しは164.68となりますので、
イベントに関わらず注目したいポイントです。
もちろん、値動きは日々変わりますので、
今回のイベントだけでトレンドが決まるとは限りません。
7月の米雇用統計や参院選、FOMCや日銀など、
短期的な値動きが落ち着いたら次の材料に注目が集まりますので、
偏った見方にならないよう注意が必要です。
また、日々の細かい値動きにつきましては、
日刊のメルマガにて解説させて頂きますので、
そちらも併せてご参考頂けますと幸いです。
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