●これまでのテクニカル解説
●移動平均線のトレンド分析法 その1
本日は、移動平均線を使ったトレンドの分析法について
解説させて頂きます。
トレンドとは「相場の流れ」ですね。
上昇しやすい流れ（上昇トレンド）なのか、
下落しやすい流れ（下落トレンド）なのかということです。
そういったトレンドを移動平均線で分析していく訳ですが、
見るべきポイントは2つ。
・ロウソク足が移動平均線より上か下か
・移動平均線の傾きはどうか
という点になります。
早速、チャート図で確認してみましょう。
【ユーロ円 1時間足チャート GMOクリック証券のプラチナチャートより】
このチャート図では25本平均線のみ表示していますが、
マルで示しているポイントが
・ロウソク足が移動平均線よりも下
・移動平均線の傾きが下
というポイントを満たしているエリアになります。
つまり、下落トレンド（売り優勢）の相場という見方です。
では、上昇トレンドはどうでしょうか。
【ユーロ円 1時間足チャート GMOクリック証券のプラチナチャートより】
ちょっとポイントが少ないですがマルで示しているポイントが
・ロウソク足が移動平均線よりも上
・移動平均線の傾きが上
というポイントを満たしているエリアになりますので
上昇トレンド（買い優勢）の相場という見方です。
では、次に75本平均線、200本平均線を表示してみると
どういう見方になるでしょうか。
【ユーロ円 1時間足チャート GMOクリック証券のプラチナチャートより】
このように、移動平均線の日数が大きくなる毎に
線がゆるやかになりますので、
短期、中期、長期的なトレンドとして判断していきます。
つまり、
「短期的なシグナルは下落トレンドになってきたが、
中期、長期的にはまだ上昇傾向にある」
といったことや、
「長期的なシグナルは下落トレンドだが
短期的には上昇トレンドの傾向が出てきた」
という風に短期的な目線と中期、長期的な目線で
相場のトレンドを判断していくという事ができる訳です。
では、次回は移動平均線を数本組み合わせて
トレンドを分析していく方法を解説してきますね。
少しでも参考材料になれば幸いです。
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私はFXの勉強中ですが、j先生の解説が大変解りやすく、
勉強になります。初心者用の情報たくさんお願いします。
富山様
コメント頂きありがとうございます。
まだ解説させて頂きたい事は沢山ございますので、
少しでもご参考頂けるよう更新して参ります。
引き続き、今後ともよろしくお願い致します。
ユーロ円 １時間足チヤートの解説
チャート上の移動平均線は、短期的には下降トレンドは明白ですが、
中・長期的にはまだまだ上昇傾向にあるの意味が今一、です。
具体的にご指導お願いできれば幸いです。
富山様
コメント頂きありがとうございます。
「短期的には下降トレンドは明白ですが、中・長期的にはまだまだ上昇傾向にある」
というご説明は、上記ユーロ円1時間足チャートとは関係ございません。
例えば25日移動平均線線が下向き、200日移動平均線が上向きであれば、
「短期は下降だが、長期的にはまだ上昇傾向」という見方ができるように、
複数の移動平均線を使う事で、短期、長期の見方を行う事が可能、
という事をご説明させて頂きたかった次第です。
確かに、ユーロ円のチャート図があるので紛らわしいですね。
後日訂正させて頂きます。ご指摘頂きありがとうございました。
引き続き、よろしくお願い致します。