こんにちは。Jです。
3/4に発表された米雇用統計は失業率や非農業部門雇用者数が予想を上回ったものの、平均時給が予想より悪化とまちまち。相場の反応は限定的となりましたが、今はウクライナ情勢の方が敏感に反応しやすいのでリスク回避が継続。
ドル円は円買いとドル買いの板挟みとなっていますので、115円を挟んだレンジで方向感なく持ち合っていますね。
また、昨日はロシアとウクライナの停戦協議(3回目)となりましたが、停戦合意には至らず大きな進展がありませんでした。明後日10日にはトルコでロシアとウクライナ外相の3者会談が予定されており、この会談でも停戦に向けた前向きな話が行われるか?注目が集まっています。
そのような中、通貨ペアの中では売りが強かったユーロが反発。ユーロ円は昨日の相場で一時124.39まで下落しましたが、その後は126円付近まで急反発。NY市場で上値を抑えられているものの、125円台を維持して底堅い値動きとなっていますね。
また、日足チャートでは昨日の反発によって下ヒゲを形成。いったん下落一服となっていますので、ユーロ買い戻しが続くか注目したい局面です。
今後の動向と致しましては、やはりウクライナ情勢に進展がない限りリスク回避の動きが継続しやすい環境ですが、要人発言など報道によって値動きが一変する可能性もあるので注意。
例えば2020年のコロナショック後では、11/9の相場でファイザー社のワクチンが9割以上の感染予防の効果が見られたと発表。この報道をきっかけに上値の重かった相場が一変。ドル円は103円台から一気に2円以上値を飛ばして急騰する値動きとなりました。
このように、今回のウクライナ情勢が意識された下げ相場でも停戦合意などポジティブな内容の報道がされた際にはこれまでの下げ幅を戻すような急反発が発生する可能性もあるでしょう。
そのため、現時点ではリスク回避の地合いとなっていますが、値動きの急変などには引き続きご注意下さい。
また、何か動きなどあれば改めてコメントさせて頂きますので、一つの見方として参考になれば幸いです。
それでは、本日もよろしくお願い致します。
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