こんにちは。Jです。
先日、セルインメイについて触れましたが、言葉の通り「5月に売れ」という相場の格言。また、5月頃を境目として株価が下落傾向になりやすいというアノマリーですが、今年は下落するのか?
(株価が下落するという事は為替市場は円高に振れやすくなります)
過去の相場を確認していきましょう。
まずは由来となっている米国株式市場から。NYダウ平均株価の月足チャートで2010年の値動きを確認すると
2010年 下落
2011年 下落
2012年 下落
2013年 上昇
2014年 上昇
2015年 上昇
2016年 上昇
2017年 上昇
2018年 上昇
2019年 下落
2020年 上昇
2021年 上昇中
このように、2010年~2020年の期間におきまして5月の値動きは上昇7回下落4回となっており、上昇している年が多い事が分かります。また、5月以降の動きにつきましても毎年目立って下落傾向が続いたという点も見られません。
では次に、日経平均株価の月足から2011年以降の値動きを確認してみましょう。
2010年 下落
2011年 下落
2012年 下落
2013年 下落
2014年 上昇
2015年 上昇
2016年 上昇
2017年 上昇
2018年 下落
2019年 下落
2020年 上昇
2021年 上昇中
2010年~2020年の期間におきまして5月の値動きは上昇5回下落6回となっており下落回数が多いもののほぼどちらも同じ回数となっています。
では、為替市場はどうでしょうか?ドル円の月足チャートから2010年以降の5月相場を確認してみましょう。
2010年 下落
2011年 上昇
2012年 下落
2013年 上昇
2014年 下落
2015年 上昇
2016年 上昇
2017年 下落
2018年 下落
2019年 下落
2020年 上昇
2021年 下落中
2010年~2020年の期間におきまして5月の値動きは上昇5回下落6回となっており、日経平均株価と同様となっていますが、注目したいのは5月以降の値動き。
ドル円は2018年を除き、5月以降から数ヶ月にかけて上値が重く下落傾向にある事が分かります。今年も5/8時点では月足が陰線を形成中ですが、5月単月の値動きだけでなく、その後数ヶ月に渡って下げる可能性があるかもしれないと注意しておく必要があります。
もちろん、相場に絶対はありませんので、2018年のように上昇となる可能性もありますが、そういった傾向があるという事を頭に入れておくだけでも相場に対する見方は変わってくるでしょう。
また、トレンドの変化は日々の値動きやテクニカルの変化などからも想定していくとより対応しやすくなってきますので、目先の動向につきましては平日のメールマガジンにて解説させて頂きます。
併せてご参考頂けますと幸いです。
それでは、引き続き今後ともよろしくお願い致します。
無料メールマガジンの登録
注目通貨ペアやトレードポイントを配信。
また、メルマガ限定記事やドル円の長期トレンド分析レポートを閲覧頂けます。
(ご登録後パスワードを送信致します)
少しでも参考になれば幸いです。