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こんにちは。Jです。
昨日の13時30分頃に突然の急騰。ドル円は一気に111円台、
ポンド円は160円台を突破して一日で4円動くなど
波乱の相場となりました。
その要因と言われているのが以下の報道です。
⇒ 日銀:金融機関への貸し出しにもマイナス金利を検討
来週28日に予定されている日銀会合の発表にて、
金融機関へ貸し出す資金にもマイナス金利を適用する案が浮上。
エコノミストによる追加緩和予想も56%と、
2013年4月の会合以来の水準になっているという内容です。
あくまで”可能性”であり決定事項ではありませんね。
こういった憶測記事や要人発言に関しては、
全戻しや限られた値動きになることが多いですが、
今回は決定事項が発表されたかのうような急騰。
1月29日にマイナス金利が発表された時のように急騰し、
ドル円など高値引けとなって取引を終えています。
【ドル円 日足チャート】(チャートの設定方法はこちら)
そのため、この材料だけでここまで急騰するには
個人的に違和感を感じました。
そこで、他の要素に目を向けてみます。
昨日のメルマガでも述べましたが、
今週は、いったん下へ振れても欧州から買い戻しが発生し、
“下げさせない”という意思が感じられる相場でした。
そのため、東京市場でいったん下へ振れて
下落トレンドを形成しようとしても、
欧州以降にそれが否定されてしまう格好です。
そういった動きが月曜日から続いていましたが、
金曜日に一気に爆発したような相場でしたね。
ここで注目すべきは大口(投機筋)の動向です。
4月19日時点では円買いが71,870枚と過去最高に拡大。
1月に円買いに転じてからポジションが膨らんでいます。
そのため、巻き戻しのタイミングを図っている中で、
今回の報道をきっかけにショートカバー(円売り)を
行った可能性も考えています。
データは遅れて出てきますので後で分かる事ではありますが、
今後の動向を判断する一つの材料になるでしょう。
ただし、大口は逃げ足も早いです。
今回の報道をきっかけにショートカバー(円売り)を行ったとしても、
日銀が”現状維持”で何も行動を起こさなかった場合、
全戻しとなる可能性も想定しなければいけません。
このパターンになれば、いわゆる
“期待で上がり、事実で下がる”
という構図が完成する事になります。
(期待通りの発表でも織り込み済みで下がる可能性もあります)
では、トレードはどう考えていくか?
現時点では強い期待上げが確認できましたので、
FOMCや日銀発表までは円売り(押し目買い)のスタンスで。
発表後はどちらに振れるか確認してから
動く方角に併せたトレードを考えていきたいと考えています。
また、通貨ペア毎の相場につきましては
月曜より改めてメルマガにて解説致しますのでご参考頂けますと幸いです。
それでは、引き続き今後ともよろしくお願い致します。
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