今日は、トレーダーの弱点、
誤謬(ごびゅう)について解説させて頂きたいと思います。
誤謬とは、”一見正しい考え方をしているように見えても実は間違っている”
という意味なのですが、有名な言葉としては、ギャンブラーの誤謬がありますね。
よくある例としては、コイン投げ。
表も裏も出る確率は50%なのに表→表→表→表→表と出たら、
「次は裏が出るだろう」と偏った考え方をしてしまうのです。
コイン投げでなくても似たような経験をされている方は
多くいらっしゃるのではないかと思いますが、
投資の世界でも同じようなケースが挙げられます。
例えば、以下のチャートを見てみましょう。
【ポンド円 4時間足チャート】(チャートの設定方法はこちら)
これは、ポンド円の4時間足で11月の動きを表していますが、
長い期間、上昇トレンドを保っている様子が分かりますね。
後から見れば「ずっと上昇していたんだな」と分かりますが、
その場その場では、そうはいかないはずです。
先の動きが分からない中、目の前では陽線がずっと続いている状態なので、
「そろそろ下がるだろう」と決めつけてしまいます。
つまり、陽線→陽線→陽線→陽線→陽線と、ロウソク足が続けば、
「さすがにそろそろ下げるだろう」と断定してしまうのです。
これを、マーケットの誤謬と言います。
「上げが続いているから次は下げる」と単純に考えてトレードを行うのではなく、
・何のシグナルを基に
・どの時間軸で
・どれだけのリスク(損)を背負い
・どれだけの利益を期待してトレードを行うのか
という風に、
相場を理解した上で計画的にトレードを行う事が大切です。
もちろん、相場には調整がありますし、
RSIやストキャスなどオシレーター系の指標のシグナルもあるので、
見方によっては正しい場合もあるでしょう。
ただ、リスクを顧みずに「上げが続いているから売りだ!」と、
値頃感のトレードをしてしまうと、ただのギャンブルになってしまいますので、
誤謬の状態にならないよう相場を学び、慎重に向き合っていきたいものですね。
あくまで一トレーダーの見解に過ぎませんが、少しでも参考になれば幸いです。
それでは、引き続きよろしくお願い致します。
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