こんにちは。Jです。
昨年行ったメルマガのアンケートで、ある読者さんから
「Jさん、もっとウラ話が聞きたいです!」
と、メッセージを頂いたので
今日はファンド詐欺のカラクリ パート2をお届けします。
ちなみに以前のメルマガではパート1をお届けしましたね。
毎月当たっている(と見せかけている)情報を意図的に配信して
顧客の資金をガッポリ手に入れる話です。
詳しい内容はブログにアップしておきましたのでご確認を。。
で、今日はパート2とさせて頂きましたが、
ファンドの配当金を絡めた詐欺の話をしたいと思います。
●ファンド詐欺~偽りの配当金~
ある日、Aさんへファンド会社からこんな話が舞い込んできます。
「月利10%で元金保証!配当金は毎月お支払い!」
はい、完全に怪しいですね。。
しかし、ファンド会社の担当者は続けてこう言います。
「まずは1ヶ月試してみて下さいよ。
“元金保証”なのでAさんに”絶対”損はないですよ。
嫌ならすぐにご解約頂ければ結構ですから!」
結局Aさんは担当者からの押しに負けてしまい、
ファンド会社へお金を振り込んでしまいます。
さて、ここでドロンという振り込め詐欺もあるのですが、
今回の話はここからがスタートです。
なんと、ファンド会社は配当金を毎月支払います。
「すごい!毎月、配当がちゃんと出てる!こりゃいいや!」
はい。もうAさんはファンド会社をすっかり信用してしまいます。
そしてAさんはどんどんお金をつぎ込んでいくのですが、
それでもファンド会社は配当金を払い続けます。(ここがポイント)
そんな日々が1年続いたある日、ついにファンド会社は動きます。
「Aさん、ちょっとこれは内々の話なんですけどね、
利回20%のファンドがあるんですがいかがですか?
もちろん”元本保証”ですよ。
ただし、今回は1口●●●万からの受付となります」
この金額は顧客に合わせて何百万、何千万、何億と変えていきます。
Aさんは1年間、配当を払い続けてくれたという実績から
ファンド会社を信用しきってますので、
疑うことなく契約をしてしまうのです。
何と言っても”元本保証”の”月利20%”ですからね。
そして、Aさんがお金をファンド会社へ入金したタイミングで
ファンド会社はついにドロンです。
Aさんはこれまでの配当とは比べ物にならない
レベルの金額で契約し、全額持っていかれたことになります。
恐ろしい話ですね。。
この話の大きなポイントは、毎月配当を支払うことで
顧客を信用させたという点です。
詐欺師は目先のお金ではなく、
時間をかけて顧客の財産を根こそぎ奪おうと考えています。
なので、目先の配当(利益)ばかりに囚われて
判断力が麻痺しないよう注意しなければなりません。
(これはどんなことでも言える話だと思います)
メルマガで過去に何回か申し上げたことはありますが、
上手い話には必ずウラ(大きなリスク)があるものです。
なので、変な話にはくれぐれも注意するようにしましょうね。
では本日のお話は以上です。
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