こんにちは。Ｊです。
9月17日、安倍首相が今の市場に対して「買い」だと発言しましたね。
⇒ 首相が異例のトップセールス「今の日本は買いです」
「私の３本の矢の経済政策によって景色は一変しました。明らかに今の日本は『買い』です」
「規制改革を突破口に（日本企業の）ポテンシャルを思う存分発揮させる」
「投資は他人よりも半歩先んじることが成功の秘訣」
などなど、トレードをせかしているようにも受け取れますが、
こんなニュースを見てあなたはどう思いますか？
「首相が言っているんだ。先を見据えて今のうちに買っておこう！」
と、株や通貨など買おうと動きますか？
もし、あなたが少しでもそう感じているのであれば、
私は「ちょっと待って下さい」と引き止めるでしょう。
なぜなら、投資はそんなに簡単なモノではないからです。
最近は、2020年の東京五輪開催も決定しましたので、
盛り上がっている部分もあると思いますが、
相場はそれだけでトレンドが決まる訳ではありません。
例えば、毎月第一金曜日に発表される米雇用統計。
この発表次第で相場のトレンドが大きく変わる要因になります。
今月は6日に発表されましたが、100pips以上急落していることが分かりますね。
【チャート図】（チャートの設定方法はこちら）
また、相場はアップダウンを繰り返しながらトレンドを形成していきますので、
上がる期間があれば下がる期間もあります。
アベノミクスで加熱した相場も、5月23日にズドンと大暴落。
ＣＦＤチャートでは1日で約2000円の値幅です。
この事は記憶に新しいのではないでしょうか。
このように、投資を行う上では様々なリスクがあり、
要人発言や経済指標、チャート上のテクニカルなど様々な材料で動きますので、
未来の動きは不確定なのです。
そのため、安倍首相が何を言ったとしても、それだけで「買い」と判断するのは危険ですし、
もっと他の材料にも注目しながら、どうトレードしていくべきなのか？
自分なりに考えていく必要があります。
・安倍首相が「買い」と発言したが、実際のところ相場の動きはどうか？
・トレードするとすれば、どのタイミングが良いのか？
・どこまでリスク（損失）を許容できるのか？
などなど、トレードを計画的に考えてから売り買いの判断をされると良いでしょう。
その経験の繰り返しが、あなた自身のトレードスタイルを形成する過程となりますからね。
あくまで一トレーダーの見解に過ぎませんが、
今日のお話が少しでも参考になれば幸いです。
それでは、引き続きよろしくお願い致します。
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